研究留学における留学先を探していませんか?
僕もかなり苦労しました・・・。
研究室の6つの探し方を解説していきますね。
学生の留学の場合は、大学に入学すれば留学できますが、ポスドクなどで研究留学を希望する場合はどのようにして職を探せばいいのでしょうか。
国際学会に行っており以前から留学先探しの準備している場合いいですがは、そのような準備をしていない人もいるのではないでしょうか。
留学先を探すのに困っている人もいると思うので、探し方のポイントを夫に教えてもらいました。
事前に準備していない人にオススメの内容です。
研究室の探し方は大きく分けて以下の6つあります。
① 教授や先輩などに留学先を紹介してもらう。
② 「留学ネット・Linkin」に載っている募集に応募する。
③ 「Nature」などの雑誌に載っている募集から応募する。
④ 海外の大学のホームページから直接メールで連絡する。
⑤ 日本人コミュニティーで募集を探す。
⑥ Twitter/FacebookなどのSNSを使って募集を探す。
Linkinに登録して応募するのもありですね。
教授や先輩などに留学先を紹介してもらう。
オススメ度:★★★★★
長所:雇用が決まりやすい。留学先の環境が既にわかっている。
短所:募集がない場合がある。研究内容を選ぶことができない。
紹介してもらえる留学先があれば、この方法が一番短期間で決まります。
また、教授の推薦があれば、留学先の予算に余裕がなくても、雇ってもらえる可能性があります。
ただし、タイミングによっては募集がない場合があります。
一番決まりやすいですし、留学後も安全なのはこの方法ですね。
「研究留学ネット」「Linkin」に載っている募集に応募する。
オススメ度:★★★★☆
長所:雇用が決まりやすい。雇用条件・研究内容の交渉がしやすい。
短所:募集がない場合がある。研究内容を選べない。
研究留学ネット
募集が出ていれば、雇ってもらえる可能性は高いです。
また、研究留学ネットであれば雇用条件を日本語で交渉することができます。
ただし、自分のやりたい研究分野と離れている場合や募集がもうすでに終わっている場合があります。
運が良ければ良い条件の研究室を幅広く探せるので、探してみる価値はあります。
Linkin
Linkinというサイトに登録して募集をかける方法もあります。
個人的な業績などを記載しておけるので、募集があれば連絡がスムーズに進みます。
日本語での情報も一部あり、給与体系など聞きにくい情報もまとめられており探しやすいです。
ボスの雇用条件が書いているので、選びやすいですよ。
「Nature」などの研究雑誌に載っている募集から応募する。
オススメ度:★★★★☆
長所:雇用が決まりやすい。研究内容を選ぶことができる。
短所:募集がない場合がある。研究室の雰囲気がわかりにくい。
実際に夫も応募していましたが、Natureなどの雑誌では雇用が募集されています。
募集中ですので連絡をすれば、返事はほぼ確実に返ってきます。
また、雇う側の希望も全て開示されているので、応募しやすいです。
ただし、TOEIC, IELTSのスコアが必要になる可能性が高いです。
そのため、あらかじめ試験を受けてスコアを用意しておく必要があります。
募集されているので、雇用が決まりやすいみたいです。
海外の大学のホームページから直接メールで連絡する。
オススメ度:★★★☆☆
長所:研究内容を選ぶことができる。世界中の研究室に応募できる。
短所:募集がない場合がある。返事がない場合がある。
「どうしてもやりたい研究内容がある場合」はこのやり方がいいです。
夫も30箇所以上は送っていましたが、「2割ぐらいは返事がくる」と言っていました。
面接まで行けば雇ってもらえる場合もあるようですが、可能性はあまり高くないです。
返事がくる時期もバラバラで、すぐ「募集をしていない」と返事をくれるボスもいれば、3ヶ月後に返事がきて「日本まで行くから研究討論をしよう」というボスもいるようです。
断られる場合は連絡が早いですが、話を聞いてもらえる場合は時間がかかることが多いです。
相手は知らない人からの応募に慣れているので、返事がくることもありますよ。
日本人コミュニティーで募集を探す。
オススメ度:★★☆☆☆
長所:日本語で交渉できる。ホームページがない研究室も探せる。
短所:コミュニティ・募集がない場合がある。
各大学・各地域には日本人コミュニティーがあることがあります。
他のやり方で募集がない場合は探してみるのも一つの手です。
ホームページを持っていないが良い研究をしている研究室にも応募することができます。
募集はしていないが、人手があれば助かるなどの場合がありますので、口コミで紹介してもらえる可能性があります。
生活する上でも、日本人コミュニティーは本当に助かりますよ。
Twitter/FacebookなどのSNSを使って募集を探す。
オススメ度:★☆☆☆☆
長所:ホームページがない研究室に交渉できる。
短所:募集がない場合がある。
最終的にはこのやり方もあります。
興味がある論文のボスの名前を検索すればSNS上で見つかる可能性があります。
ホームページを検索しても見つからない場合もこのやり方で連絡を取ることができます。
意外にSNS上で見つかることがありますよ。
まとめ
海外の優秀なボスは返信が早いし、雇用する気があれば必ず返信は返ってきます。
返信が返ってこない、または返信が遅いボスは、就職しても連絡が取れず苦労することもあるので、避けた方がいいかもしれません。
アメリカで就職してから移動先を探すことは、手続きの関係(DS2019やVISA)ですごく大変なので、焦る気持ちはわかりますが、時間をかけて丁寧に探す方が良いと思います。
夫も大学院を卒業した後のアメリカでの就職先探しに困っていました。
一度は就職先が決まっていましたが、卒業の時期とタイミングが合わずに断念していました。
その後、夫は、以上の6通りを全てやって半年遅れでアメリカに留学することができました。
具体的には、全てのやり方を同時に行うのが一番早く決まると思います。
「雇用が被った場合に断ることも気まずい」と思って同時にやりにくいですが、メールを送ってもほとんどが返事が来ませんし、相手も慣れているので気にしないで大丈夫です。
積極的にどんどん応募してみてくださいね。
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