子育てに疲れたママさんはいませんか。
子育てに参加したいけど、どうすればいいかわからないパパさんはいますか。
そんな子育てに悩む夫婦にオススメの本がありますよ。
この本を読むきっかけは?
現在、私は、ミシガン大学での妊婦教室などを通して「妊娠・出産のこと」について勉強しています。
しかし、勉強すればするほど、初めてのことばかりなので不安も高まってきています。
日本と違ってアメリカでは、出産後に頼れる人もあまりいません。
そのため、「前もってしっかり勉強しておきたい」と思ってこの本を取りました。
今回は、「ママは悪くない!子育ては“科学の知恵”でラクになる」という本を紹介したいと思います。
この題名にひかれて読みたいと思いました。
作者はどんな人なの?
「ふじいまさこ」さんは、37歳の高齢で、帝王切開の出産をされたママさん漫画家です。
旦那さんとの3人家族で育児をスタートされましたが、手術後の痛みがひどく、多忙な夫の協力が得られない日々を送っておられました。
その中で孤独感を感じて、イライラする日々を「育児は地獄」と感じていました。
この本ではその経験を科学的に解説されており、具体的な対策も説明されています。
コミカルな表現が上手な作者と思いました。
どんな本なの?
この本は、「科学で分かった子育ての新しい方法」を教えてくれる本です。
脳内ホルモンによる「ママの感情の変化」や「夫婦での感情の温度差」を科学的に解説されています。
さらに赤ちゃんの行動の原因となる「脳の発達」についても説明されています。
作者の実体験を元に、育児中のママの気持ちが漫画で表現されているのですぐに読めます。
実際に、赤ちゃんや夫とどの様に向き合えばより良い家族関係を保てるかを面白く理解できます。
また、1つ1つの項目で具体的な対処方法が書かれているので、イメージがしやすいです。
漫画ですのですぐ読めますし、面白いですよ。
具体的な内容は?
内容は大きく分けて、以下の5つの項目から構成されています。
① ママたちを苦しめる「深い孤独感のナゾ」
(ママさんに「孤独感」が起こる仕組み・その対応策)
② 「夜泣き・イヤイヤ・人見知り泣き」が最新の脳科学でラクになる
(これらの赤ちゃんの行動の意味・ママさんの具体的な対策方法)
③ 育児中のママたちのカギを握る「オキシトシン」の真実
(育児中のママさんの感情の変化・その原因・具体的な対応策)
④ 夫にイライラ!夫婦の危機を救う科学ワザ
(育児中のイライラするママさんへのパパさんの対応策)
⑤ ママもパパも満たされる“新しい育児の形へ”(まとめ)
赤ちゃん・ママさん・パパさんそれぞれについて詳しく説明されています。
一番の見どころはどこなの?
この本を読んで一番驚いたところは「ママの孤独や不安は、本能として起こっている」という部分です。
人間には本来「仲間で子育てをする」という能力があり、常に仲間を探しています。
そのため、仲間がいないと孤独を感じて不安になってしまいます。
決して「ママの心が弱いから」ではありません。
自分だけが悪いのではなく、みんなに起こることなのでその部分が知れたのがすごく良かったと思います。
また、パパの「正しい答えじゃなくて、優しい答えに救われる」という部分にもすごく共感しました。
孤独や不安は本能的なものなんですね。
どんな人にオススメの本なの?
「一人育児で疲れてしまっているママさん」や「育児に参加したいけど何をすれば良いかわからないパパさん」にすごくオススメの本だと思います。
幼児を連れの親子への風当たりが厳しい部分もありますが、「家族が一番の味方であること」が大切ですね。
私は、出産前にこの本に出会えてよかったと思いましたが、「子育てがひと段落したあなた」にもこの本はありかな。
育児中のパパさん・ママさんにオススメですね。
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