・今まで何もなかったので、IVF治療中も何も起きないだろうと思っていました。
・しかし、私の場合はOHSSという合併症が起きてしまいました。
・ここでは、IVF治療の副作用について知っておくと良いことを書いておきますね。
卵巣過剰刺激症候群OHSS
OHSS (Ovarian Hyperstimulation Syndrome)とは、ホルモン注射などの影響で卵胞が過剰に刺激されることで、卵巣が腫れて、お腹や胸に水が溜まる病気です。
また、症状がひどくなると呼吸困難で入院することもある怖い合併症です。
IVF治療の経過
私は、IVF治療で卵巣過剰刺激症候群(OHSS)になりました。
下図に体温と体重の経過を示していますので参考にしてください。
当初は、ホルモン注射(rFSH, hMG,拮抗薬)の影響で少しお腹は張っていましたが、気になる程ではありませんでした。
しかし、胚移植後あたりに急激にお腹が張り、数日間に3kgも体重が増加したため、病院へ連絡して医師の予約を取りました。
病院を受診した時には、既に多量の腹水が溜まり、血液検査では脱水状態で肝機能の低下があると判断されましたが、経過をみるように言われました。
医師からは「2〜3週間腹部の腫れは続くけど自然に戻ると思うから、電解質の飲み物をたくさん飲んでね」と説明され、症状が悪化した場合は連絡するように言われました。
私は、胚移植から2週間後に体重の増加・お腹の張りがピークを迎えましたが、それ以降、症状は改善しました。
家でPedialyteという電解質を豊富に含んだ水分を3週間程度飲み続けた結果、体重・お腹の張り・肝機能の低下も少しずつ治りました。
私が行ったアンタゴニスト方はOHSSが起きにくい方法ですが、実際に起きるとかなり急激に変化するのでかなり驚きました。
結果的には落ち着いたので良かったですが、アメリカで新しい治療を受ける際には、「自分でしっかりと勉強しておかないと危険だ」と感じさせられる出来事でした。
【脱水症状が起きたあなたにおススメ】Pedialyte
熱が出たり脱水症状になったりした時に、電解質を含んだ水分補給が必要なことはありませんか?
私は合併症が起きた時に必要性を感じました。アメリカでは日本で見かけるポカリスエットなどの商品はありません。Pedialyteはアメリカの医師が推奨する電解質補給液で小児のいる多くの家庭で使用されているようです。ポカリスエットの代わりの商品になりますので、覚えておくと便利ですね。
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