・「日本とアメリカの医療費の請求の形は違う」ことを知っていますか?
・保険にカバーされていない治療を受けると、お金だけでなく手続きも大変になります。
・私の医療保険と体験を書いておきますので、同じ経験はしないようにしてくださいね。
医療費請求
アメリカでは医療費の請求は日本とは違いかなり複雑です(右下図)。
日本においては健康保険が充実しているため、保険料を納付すれば医療費は病院からしか請求されませんが(左下図)、アメリカでは、病院・検査施設・保険会社それぞれから別々に医療費を請求されることがあります。
保険でカバーされている治療であれば、医療費を請求されることがありません。
しかし、医師からの指示であっても、保険でカバーされていない治療をした場合、かなり高額の費用を請求される可能性があります。
また、その場合は別々に請求されることがあり、どの治療のどの費用か明細を見てもわからないことが多いです。
さらに、電話での問い合わせは待ち時間も多くて、かなり大変です。
前もって保険会社に全ての治療がカバーされているか確認しておくことをおススメします。
日本であれば必要な時に保険に入るということはできませんが、アメリカで、保険でカバーされていない治療を行う場合は、その時に保険に入ればカバーされることもあります。
私の選んだ医療保険
私は、夫が大学で加入しているBCBSMと日本からのJALファミリークラブ海外赴任者総合保証制度の二つの保険に加入していました。
海外赴任者総合保証制度は、妊娠に関する医療費はカバーされていませんが、他の病気に関する医療費は初診から6ヶ月間はカバーされています。
医療費の請求が高額であっても、年間の保険料が上がることもないので、安心です。
また、日本語で手続きできるのもかなり便利です。
BCBSMは、妊娠・不妊治療に関する医療費は2万ドルまではカバーされます。
そのため、私は不妊治療の一部に関してはまず海外赴任者総合保証制度でカバーしてもらい、その他はBCBSMでという形で医療費を払っていました。
2万ドル請求(?)
私は、医師からの指示で夫婦の遺伝子検査を行いましたが、検査の3ヶ月後に2万ドルの請求が保険会社からありました。
慌てて保険会社に問い合わせをしたところ、「保険適応ではないため、2万ドルを請求した」とのことでした。
その後、病院・検査施設の間で「1検査250〜350ドルまで」との契約があったため、請求額は減額されましたが、かなり冷や汗をかいた記憶があります。
また、実際には使用していませんが、調べてみると保険会社からの6000ドルの補助・大学からの60%減額補助などもあるみたいですので、問い合わせしてみることも大切です。
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